お口のお悩みに外科的治療で対応する浜松市中央区の歯医者

診療時間:午前8時30分〜12時30分、午後13時45分〜17時45分
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口腔外科

MEDICAL

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外科治療
お口のトラブルを解決
きりんおとなこども歯科では、親知らずの抜歯や顎関節症、口内炎などの口腔粘膜疾患、
事故やケガによる破折や裂傷など、一般歯科では対応が難しいお口のトラブルにも外科治療で対応しています。
症状に合わせた適切な治療をご提案しますので、まずはお気軽にご相談ください。

口腔外科で治療する主な症状

  • 埋伏歯親知らず
    親知らずが歯ぐきの中に埋まったまま、または斜めに生えていることで強い痛みを感じる。周囲の歯ぐきが赤く腫れ、炎症や違和感がある。
  • 外傷怪我
    事故やスポーツで強い衝撃を受けたことで、歯が抜けたり、欠けたり、グラグラと揺れている。
  • 口腔粘膜疾患口内炎
    お口の中の粘膜や舌に小さな潰瘍ができ、触れると痛みがある。赤くただれており、食事や会話の際に刺激を受けてさらに痛む。
  • 顎関節症
    口を開けたり閉じたりすると顎関節からカクカクと音が鳴る。顎の付け根や周囲に痛み・違和感があり、口を大きく開けるのが難しい。
  • 良性腫瘍
    お口の中の粘膜や唇、舌、歯茎、顎の骨などに腫瘍やしこりがあり、痛みや違和感を感じる。
  • 舌痛症
    お口の中に炎症や腫瘍などの異常は確認できないのに、舌にピリピリとした痺れや焼けるような痛みを感じる。

上記以外にも様々なお口の疾患に対応いたします。
お気軽にご相談ください。

親知らずについて

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    親知らずが引き起こすトラブル
    親知らずは、永久歯の中で最も後ろに生える最後の歯です。現代人は食生活の変化により顎が小さくなる傾向があり、親知らずが正常に生えるスペースが不足しやすくなっています。その結果、前や横に傾いて生えたり、一部しか出てこない場合があります。
    また、骨や歯肉の中に埋まったままの親知らずは「埋伏歯(まいふくし)」と呼ばれ、周囲の歯に圧力をかけて歯並びを乱したり、歯磨きがしにくく虫歯や歯周病の原因になることもあります。親知らずは一見小さな問題に見えても、口腔内にさまざまな影響を及ぼします。
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    親知らずは必ず抜く必要がある?
    まっすぐに生えていて噛み合わせに問題のない親知らずは、無理に抜く必要はありません。しかし、歯茎に埋まったままの埋伏歯や、斜め・横向きに生えて手前の歯を圧迫する親知らずは、将来的に歯並びの乱れや虫歯、歯肉の腫れなどトラブルを引き起こす可能性があります。
    症状がなくても問題が進行することがあるため、定期的な歯科検診で状態を確認し、必要に応じて抜歯を検討することが重要です。CTやレントゲンで親知らずの位置や向きを正確に把握し、安全に抜歯できる体制を整えていますので、気になる方はお気軽にご相談ください。

顎関節症について

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日常の癖や習慣が顎関節症の
原因に
無意識に行っている行動や生活習慣が、顎関節症を引き起こす原因になることがあります。例えば、長時間スマホを操作して下を向く姿勢や、パソコン作業・ゲーム中に歯を食いしばること、睡眠中の歯ぎしり、頬杖をつく癖、長時間のガムの咀嚼などです。また、噛み合わせや歯並びの問題、ストレスも顎関節症の発症に関与します。
これらの癖や習慣を意識的に改善することが、顎の健康を守る第一歩です。当院では、食いしばりや歯ぎしりにはマウスピース治療、噛み合わせや歯並びの問題には矯正治療など、症状や原因に合わせた対処法をご提案しています。

CHECK!

思い当たる項目はありませんか?顎関節症の症状を
チェック

  • 口を開けたり閉じたりするとカクカクと音がする
  • 顎が外れたことがある・外れそうになる
  • 食事中に顎がだるくなることがある
  • 急に口が開かなくなってしまった
  • 口を開けた状態で指が縦に3本入らない
  • 口を開けると耳の付け根やこめかみが痛む

一つでも当てはまる方は、
きりんおとなこども歯科へ
お越しください!

口の中のできもの

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長引く症状は放置せずに早めの
受診を
お口の中にできる「できもの」の多くは口内炎であり、通常は原因を取り除けば1〜2週間で自然に治ることがほとんどです。
しかし、2週間以上経っても症状が改善せず、むしろ悪化したり大きくなっていく場合は、「良性腫瘍」や「口腔がん」などの可能性も否定できません。
長期間治らない潰瘍や炎症に気づいたら、自己判断で放置せず、できるだけ早めに当院までご相談ください。
  • 口内炎
    お口の粘膜にできる炎症を総称して「口内炎」と呼びます。頬の内側や舌などに黄色や灰白色の膜で覆われた潰瘍ができ、触れると痛みを感じることがあります。
    主な原因には、慢性的な刺激や栄養不足、抵抗力の低下、ストレス、血液疾患などが挙げられます。特に、尖った被せ物や詰め物、合わない入れ歯が原因の場合は、歯科医院で調整を行うことで、1〜2週間程度で改善することが多いです。
  • 口腔がん
    お口の中にできる悪性腫瘍は「口腔がん」と呼ばれます。臓器にできるがんとは異なり、目で確認できるため早期に発見できる可能性があります。しかし、見た目が口内炎に似ていたり、痛みが少ないことから気づかない場合も少なくありません。2週間以上治らないできものがある場合は、自己判断せずできるだけ早く歯科医院で診てもらうことをおすすめします。

歯の移植

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歯を失ったときの治療法
第4の選択肢「自家歯牙移植」
歯を失った場合、一般的な治療法は「ブリッジ(両隣の歯をつなぐ方法)/入れ歯(取り外し式の義歯)/インプラント(人工の歯根を埋め込む外科的治療)」の3つがあります。
しかし、お口の中に健康な親知らずが残っている場合には、もう一つの選択肢として「自家歯牙移植」という方法が考えられます。CTなどで詳しく検査を行い、適応が確認できた場合に治療の選択肢の一つとしてご提案いたします。
親知らずを用いた移植は保険適用となる治療法で、症例によっては親知らず以外の歯を使って移植を行うことも可能です(その場合は自費診療となります)。
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MERIT

メリット

  • 歯根膜が温存されるため天然歯と同じ噛み心地
  • 自分の歯を使うため生体への適合性が高い
  • 親知らずを用いた移植は保険適応で行える

DEMERIT

デメリット

  • 適応症例が限られる(移植できる健康な歯が必要)
  • 外科処置であるため手術の痛み・腫れ・合併症のリスクがある

なぜ抜いた歯を移植して
再び使えるのか?

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歯が骨に直接くっついているのではなく、根のまわりを「歯根膜」という膜が覆っているためです。この歯根膜があることで、移植後に骨や歯ぐきと再びなじむことができます。
ただし、抜歯の際に歯根膜が損なわれると成功は難しくなるため、深く横向きに埋まっている親知らずや重度の虫歯・歯周病のある歯はドナーに適しません。条件がそろえば、自家歯牙移植は有力な選択肢となり得ます。

よくある質問

  • 移植にはどのくらいの期間がかかりますか?

    移植後はインプラントと同じように骨と結合するまでの治癒期間が必要です。その間に根管治療(歯の根の治療)も並行して行いますので、落ち着くまでにおよそ半年から1年ほどかかります。

    根管治療について

  • 移植の処置は痛みを伴いますか?

    手術は局所麻酔をして行いますので、処置中に痛みを感じることはほとんどありません。ご不安な方でも、抜歯と同じような感覚とお考えいただければ安心です。術後は個人差はありますが、抜歯後と同程度の腫れや違和感が数日間続くことがあります。ただし、通常は数日で落ち着き、適切にケアを行えば日常生活に大きな支障をきたすことはほとんどありません。必要に応じて痛み止めも処方いたします。

  • 移植した歯はどのくらい持ちますか?

    きちんと生着すれば、他の歯と同じようにむし歯や歯周病に注意していただくことで長く機能します。ただし、まれに数年後に骨と癒着してしまったり、感染で歯を失うこともあります。そのため、移植後も「治療して終わり」ではなく、定期的なチェックやメインテナンスが大切です。

    予防歯科について