浜松市中央区の歯医者で妊娠中・妊活中の予防歯科ケア

診療時間:午前8時30分〜12時30分、午後13時45分〜17時45分
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マタニティ歯科

MEDICAL

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赤ちゃんのために
今からできるお口のケア
妊娠を考えている方や妊娠中のお母様のお口の健康を守ることは、赤ちゃんの健やかな成長にもつながります。
きりんおとなこども歯科では妊活中・妊娠中の方のご相談にも対応しております。
大切な時期だからこそ、適切なタイミングで予防ケアや治療を行いましょう。

母親の虫歯と
子どもの虫歯の関係

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    子どもの口腔内の環境は
    母親からの影響を大きく受けます
    生まれたばかりの赤ちゃんのお口には、虫歯の原因となる菌は存在しません。
    しかし、日常の中でさまざまな菌が住みつくようになり、そのバランスが崩れると虫歯が発生します。
    「2歳児の虫歯発生率」のデータからもわかるように、お子様の生活に大きな影響を与えるお母様が健康なお口を保つことは、赤ちゃんの虫歯予防につながる大切なポイントです。
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    「マイナス1歳」から始めるお口の健康づくり
    赤ちゃんは生まれた直後には歯がなく、一般的に生後6〜8カ月頃から乳歯が生え始めます。
    しかし実は、妊娠7〜10週頃には歯の芽となる「歯胚(しはい)」がつくられ、妊娠4〜5カ月頃にはカルシウムやリンの働きで徐々に歯の形へと育っていきます。この時期に永久歯の準備も始まるといわれています。
    つまり「マイナス1歳」といわれる妊娠中からお母様が虫歯予防や早期治療に取り組むことが、お子様の将来のお口の健康を守る第一歩になります。妊活中や妊娠安定期の方は、まずは定期検診で安心を整えていきましょう。

妊娠中に起こりやすい
お口のトラブル

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妊娠中のお口のケアについて
妊娠中は、つわりによる吐き気やホルモンの変化の影響で、お口の中に特有のトラブルが起こることがあります。
体調によっては十分なケアが難しくなり、むし歯や歯周病のリスクも高まります。放置すると赤ちゃんへの影響も心配されるため、無理のない範囲で普段通りのお口のケアを心がけましょう。
気になることやご不安がありましたら、きりんおとなこども歯科までどうぞお気軽にご相談ください。
  • 虫歯/歯周病
    妊娠中は、嘔吐による胃酸の影響で歯質が弱まったり、つわりによる吐き気で歯みがきが難しくなることで、口腔環境が悪化し、虫歯や歯周病のリスクが高まります。特に歯周病は、女性ホルモンを栄養にして増える細菌の影響を受けやすいため注意が必要です。
  • 妊娠性エプーリス
    妊娠初期には急激なホルモンバランスの変化により、歯ぐきに腫れやコブ状の膨らみが生じることがあります。
    多くは良性であり、出産後には自然に縮小していきます。症状が気になる場合にはご相談ください。
  • 妊娠性歯肉炎
    妊娠中は女性ホルモンが急激に増える影響で、歯ぐきが炎症を起こしやすくなります。
    歯肉炎は痛みが少なく気づきにくいため、赤み・腫れ・出血などのサインを見逃さないことが大切です。症状が見られたら、早めにご相談ください。

こまめなケアで
妊娠中のトラブル予防を

  • CARE01
    朝起きたら、まずは歯みがきを
    唾液にはお口を守る働きがありますが、眠っている間は分泌量が減り、細菌が増えやすくなります。
    そのため、起きてすぐに歯みがきをして細菌を取り除くことが大切です。ヘッドの小さい歯ブラシを使うと舌に当たりにくく、吐き気を感じにくくなります。
  • CARE02
    こまめなうがいでお口を清潔に
    つわりで歯みがきがつらいときは、無理に行う必要はありません。食後や寝る前後にこまめにうがいをするだけでも、お口の清潔を保つことができます。さらに、殺菌効果のあるマウスウォッシュを併用すると、より効果的です。つわりが落ち着いたら、普段通りの歯みがきを再開しましょう。

妊娠中の治療に適した時期

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妊娠中の歯科治療は「安定期」に
妊娠初期は体調や環境の変化により心身への影響が出やすく、妊娠後期になるとお腹が大きくなり、診療チェアに横になるのが難しくなることがあります。
そのため、妊娠中は安定期(妊娠中期)に受診するのが安心です。
安定期に入ると、虫歯や歯周病の治療はもちろん、レントゲン検査なども安全に行えます。症状がなくても、お腹が大きくなる前にぜひきりんおとなこども歯科の歯科検診やメインテナンスにお越しください。
  • 4ヶ月15週まで 妊娠初期
    妊娠初期は母体も胎児も非常に不安定な時期で、切迫流産のリスクもあります。そのため、この時期の歯科では、ストレスを避けるために診査や歯みがき指導などを中心に行っています。本格的な治療が必要な場合でも、応急処置にとどめ、治療は安定期に行うようにしています。
  • 5〜7ヶ月16〜27週 妊娠中期安定期
    妊娠中期は、母子ともに最も安定している時期です。このため、一般的な治療や投薬、レントゲン検査なども安全に行うことができます。
    妊娠初期に応急処置にとどめていた治療も、母体と胎児の安全に配慮しながら、この時期に本格的に進めていきます。
  • 8ヶ月28週以降 妊娠後期
    妊娠後期になるとお腹が大きくなることで、仰向けに横になると静脈が圧迫され、低血圧や気分の不調、吐き気などが起こりやすくなります。
    この時期の受診は母体への負担が大きいため、必要な場合は応急処置にとどめ、本格的な治療は出産後に行います。

ご来院の際は、
母子手帳をお持ちください

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妊娠中、または妊娠の可能性がある方は、受付の際にその旨をお知らせください。母子手帳をお持ちの方は、診療時にご提示をお願いいたします。
母子手帳には「妊娠中と産後の歯の状態」というページがあり、治療内容や経過、予防方法を記録しておくことで、産後の口腔ケアに役立ちます。また、産婦人科の医師からの注意事項がある場合は、些細なことでも遠慮なくお伝えください。診療中は、できるだけ負担の少ない姿勢で過ごせるよう配慮します。体調や気分が優れない場合は、すぐにスタッフへお声がけください。

よくある質問

  • レントゲン検査は妊娠中に受けられますか?

    妊娠初期は原則避けますが、安定期に入ると適切な防護を行った上で、安全に受けることができます。
    歯科で行うレントゲンは口の部分だけを撮影するため、お腹の赤ちゃんに直接X線が当たることはありません。
    さらに、撮影時には必ず防護用エプロンを着用します。使用するX線もごく微量なので、母体や胎児への影響はほとんど心配ありません。

    歯科用CTについて

  • 授乳中でも歯科治療を受けられますか?

    授乳中でも虫歯や歯周病の治療、レントゲン撮影、麻酔処置などの基本的な歯科治療は安全に受けられます。
    授乳中の治療は、母乳への影響が少ない薬や麻酔を選んで行うため安心です。心配な方は、受診前に搾乳したり、ミルクを準備しておくとより安心して受診できます。治療中に体調や授乳に関する不安があれば、遠慮なくスタッフにご相談ください。

  • 妊娠中の麻酔治療は赤ちゃんに影響がありますか?

    歯科で使う麻酔は、患部にだけ作用する少量の局所麻酔で、体内で分解されるため、赤ちゃんやお母様への影響はほとんどありません。
    痛みを我慢するとストレスが強くなり、母体や胎児にも負担になることがあります。安心して治療を受けられるよう、麻酔の使用についても遠慮なく歯科医に相談してください。安全に配慮したうえで治療を進めます。

  • 妊娠中に処方されたお薬は飲んでも大丈夫ですか?

    妊娠中の方へのお薬の処方は、原則できるだけ控えています。
    やむを得ず必要な場合でも、妊娠中の方への安全性が確認されている薬のみを厳選して処方しますので安心です。
    また、妊娠前に処方された薬や市販薬も、妊娠中はできるだけ避けることが望ましいとされています。服用の必要がある場合は、必ず歯科医に妊娠中であることを伝え、安全性を確認してから使用してください。